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算数のできるひと
はんぶんこするとは
そもそも
満たされない部分を
共有しようということなのかもしれない


水口の文章 | 01:57 | comments(1) | trackbacks(0)
.
大切だと思える人を大切にする勇気が欲しい

私を大切にしてくれるひとを ひとりぼっちにさせない

空白を埋める優しさを

冷たい雨をしのぐ傘より

雨に打たれた後の手触りのよいタオルを

恐いだなんて言わせない瞬間を奪って欲しい


水口の文章 | 00:04 | comments(1) | trackbacks(0)
空はライラック 夕顔が咲いてる
あの空気は好きだった

予定のない日曜 朝 8帖の1R少し散らかった部屋 簡単なランチ
日常といったら あまりにふさわしい産物たち
窓をあければ涼しい風 近くの公園から子供の声やトランペットの音がする
風鈴が時折 鳴る

PM 3:45 
銭湯に行くためのセットを用意する 少しのお金と おろし立てのサンダル 青いワンピ―ス 本を1、2冊 洗濯物
PM 4:00
自転車のカゴが荷物に揺れる カゴにつんだ袋の中でコップと歯磨きのブラシがカタカタ音をたてる 
あ、一番風呂だと思いきや銭湯屋のおばちゃんがいた
PM 5:25
オロナミンCでしょ、やっぱ
PM 5:38
コインランドリ― 一人待ちぼうけ 本の出番が
ガタゴト言ってる そして 若い男と中年男がいつの間にかいる
PM 6:25
今夜の夕飯を考えながらス―パ―に 
お、トマトが安い 油あげも

そんな当たり前が今では愛しい

空はライラック
夕顔が咲いてる


水口の文章 | 19:06 | comments(1) | trackbacks(0)
白昼夢の夜
こんなじとじとした夜がいつまで続くのか。
夜が嫌いだと思ったのは、あの夜と今日の夜ぐらいだ。
しなくてはいけないことが山ほどあるのに、この空虚の時間を食いつぶすことにさっきから冷汗がでるほど私は必死だ。
寝ちまえばいいんだ。枕に伏せて明日の仕事も適度に頑張るぞ、だなんて思ってればいいんだ。目覚ましのセットを忘れんなよ自分。

考えなきゃいけないことは山ほどあるんだ。
あの人の気持ちだとか、あの人の気持ちだとか、、、、、結局それは自分の気持ちだろ?って分かっているんだ。今考えなくてはいけないのは私がどうしたいかということであって、誰かの晩ご飯の心配じゃない。

ちょっと最近頑張り過ぎたんだ。色々笑顔でやり過ごしすぎたんだ。
いまさら、六月になるというのに五月病か。菖蒲の花もやっと咲き始めたんだ。おかげで今日は一日笑えない日だった。そういう日は眼鏡をかけてやりすごす。そんなに悪くない視力、眼鏡を作った理由。
そんなことを思いながら付けたテレビはこの暗い部屋で底なしの白い光を放った。人工的な光がまるで白昼夢を私に見せているようだった。それでも、今の私の心を埋めるには都合がよかった。きっと私はなにか抱き締めるものが欲しいのだ。それがとても非現実的な空想だとしても。

越せない夜はない。


水口の文章 | 02:08 | comments(1) | trackbacks(0)
アジフライ
今日は家に大工の福井がきた。
大工の福井はもうすぐ55歳になる。
そして身体は大工のくせに細いし、猫背。
一見、指名手配のポスタ―に載っていそうだ。
で、奥さんと別れて家がない。
ちなみに、車がマイホームだ。
でも、よく温泉には行っている。
海で貝を採ったり、山で食べれる草採ったりしてる。
好きなホステスの息子と最近うまくいってるらしい。

で、結構私は福井さんが好きだ。

私の部屋のながーい机も福井さんが作ってくれたし。
あの屋根の穴だって福井が塞いだんだぞ、えっへん。
どうだい、福井は家がないけどスゴイだろう。

この間は弟と山登りしてきたらしい。
写メールが届いた。
変な石碑みたいのと、すっごくカメラを意識した福井だった。


福井は時々いなくなる。
何も言わずいなくなる。
で、急に現れて一緒に晩ご飯を食べたりしている。
なんだか、よくわからないけど
私も弟も福井がいないと淋しい。
ちょっとだけど。

そしたら、今日はね
福井がすごくいい話を私と弟にしたんだ。
で、すごくニヤニヤ笑ってた
福井は奥さんと別れたけど、娘が2人いる
時々何気なく娘の話しをしたりする
すこしだけ、肩を丸めて話す
私も弟も少しだけ優しい目をしてしまう

福井はもうすぐ60という歳で
新しい人生を歩もうとしている
好きなホステスとは結構いい関係らしいし
そのホステスの息子ともこの間一緒につりに行ったらしい
「おとうさん」と呼んでくれるようになっただとか
でも、福井は娘の話を忘れない
「あいつは、釣りは嫌いなんだよ、魚が嫌いだってさ」
けらけら笑う福井のショートホ―プの煙草の灰が落ちる
やっぱり、私も弟も優しい目をしてしまう

珍しく福井がお小遣いをくれた
「これ、葉っぱのお金じゃないのー?」
とふざけて言ってケラケラ3人で笑う
「福井さんが大金持ちになったら、お前たちに100万づつやるよ」
とお決まり文句を言う福井
私も弟も
「はいはい」
と、いつものお決まり
「じゃぁな」
そう言って笑顔のままの福井の背中

福井はきっと、どこか遠くへ行ってしまう

私も弟もなんとなくそんな気がしていた
でも、何も言わなかった
私と弟は静かに福井の猫背を見守った
きっと淋しい目をしていたに違いない

晩ご飯は福井の分まで用意されていた
でも福井はいないから
弟と私の皿には一匹多くアジフライがのった
私も弟も
福井の娘が魚は嫌いだということを
何となく思い出していた


水口の文章 | 05:37 | comments(0) | trackbacks(0)
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